名称変更 京都みみはな短期滞在手術センター/一色記念ボイスセンター
本日で年内の診療を終了します。今年も大過なく診療、手術を行えたことに感謝します。行き届かない点も多々あったことと思いますが、引き続きスタッフ一丸となって、さらに良質な医療を提供できるよう、努力しますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は熊本大学から東家完(ゆたが)先生を常勤医師として迎えた他、新たに9月より滋賀成人病センターの耳鼻科部長兼副院長であった超ベテランの林正彦先生にも外来診療を担当していただくこととなりました。耳鼻科医だけでも10名以上の先生方に関わっていただき、総合病院と比べても引けを取らない、非常に層が厚い陣容です。手術件数も3年前から500件を超えています。さらに来年2月からは、常勤の言語聴覚士も勤務予定です。日常診療や手術にあたる以外に、国内・海外の学会活動にも積極的に参加し、さらに医療水準を高めていけるように頑張ってゆきたいと思います。
ハード面では、院内環境を整えるために室内の照明を柔らかい光のダウンライトに変更したり、この年末には待合室の化粧室を改装する予定です。またつい最近HPをバージョンアップし、内容を追加しております。手術機器や検査機器も刷新を行っており、以前のブログでもお伝えした3D内視鏡の他、エコーを新たな機器にバージョンアップしております。
それに伴い、当院のロゴマークと名称を図のように変更しました。
現状の医療活動は、私の個人名を冠した「ひろしば耳鼻咽喉科」という地域密着の耳鼻咽喉科の範疇を超えています。患者さん方は、広く全国から来られており、時に海外からもお越しになります。上述のように多くの先生方やスタッフによる耳・鼻(嗅覚を含む)・音声の多岐にわたる医療活動を行っており、「京都みみはな短期滞在手術センター/一色記念ボイスセンター」と呼ぶべきではないかと考え、HP上はそのように変更しております。
一色先生は音声外科の創始者というべき存在で、世界的にも知られています。その一色先生の確立された喉頭形成術(甲状軟骨形成術)を当院としては継承、発展させてゆきたいと考えており、敢えて別に「一色記念ボイスセンター」とさせていただきました。ただし、医療法の制約や保健所の指導により、オフィシャルな名称として「センター」と名付けてはいけないなどの法的な問題もあるため、不特定多数の目に触れる看板などでは本名称は使用してはいけないとのことですので、当院を目指して来られる特定の患者さんに対して本名称を使用するということになります。若干不自然ではありますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
来年以降も少しずつではありますが、さらに進化しレベルの高い医療を提供できるよう努力します。来年もよろしくお願い申し上げます。