新年あけましておめでとうございます。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
お正月を感じさせる写真を探していましたが、なかなか良い写真がなくこれは一昨年の同時期に行った蓼科での写真です。今年も残念ながら雪は少なそうですね。
当院は本日より診療開始いたします。昨日はスタッフが全員集まり、引き続き当院が目指すべき医療を実現してゆくための今年度の目標を定め、意思統一を行いました。
ここ2,3年は特に新たな医療機器、検査機器を導入しました。副鼻腔手術におけるナビゲーションシステムをはじめ、中耳手術に用いる新たなカッティングバーや耳手術用の内視鏡機器の導入、音声の分析機器や声帯粘膜波動を観察するためのストロボスコピー、好酸球性炎症の程度を測定するためのNOモニター等々です。今年はこの1月から、日本で初めて(恐らく世界でも初めてに近い)鼻の手術のための3D内視鏡を導入しました!(以前の投稿でも紹介させていただきました)。既に腹腔鏡下の手術では3Dが導入されていますが、耳鼻科領域は術野が狭いため内視鏡を3D化するのに時間がかかっていたようです。もちろん通常の2Dの画像でも画質は年々向上されておりますが、画質+奥行きを認知することにより、更にクオリティの高い手術を行うことができると考えております。また後日改めて本ブログで改めてアップさせていただきます。
また待合室は、間接照明を取り入れたり、ソファーの色合いを落ち着いた色調のものに変更したり、少しでも快適に待合室で過ごしていただくための工夫もしてきました。今後も少しずつ改善してゆきたいと思います。
ハード面だけでなく、術後フォローアップ体制などのソフト面の更なる充実も図りたいと思います。当院で手術を受けられた方々には、術後の状態を教えていただくためのアンケートを時々送付させていただいております。術後ずっと良い状態を保っておられる方もおられれば、年数が経過して症状も再燃して来られる方もおられます。術後の投薬や処置がどのタイミングで必要か、など皆さまからいただいた貴重なデータを基に、今後の治療にフィードバックしてゆきたいと思います。お手間を取らせて恐縮ですが、何卒ご協力いただきますようお願い申し上げます。
最後に当院に受診されている方々へのお知らせです。当院では、音声外来、嗅覚外来、中耳難聴外来といった専門外来を設けておりますが、かなりお悩みの深い方が受診されます。そのため、検査や診察に長い時間を取るため、一度にたくさんの患者さん方を診察することができません。また一般外来の時間帯でも、恐らくは通常の耳鼻科医院よりもお一人お一人時間をかけて診察させていただくため、受診人数を制限せざるを得ません。大変申し訳ないと思うのですが、診察枠がいっぱいになってしまう時は、診察をお断りすることもございます。このジレンマをどう解決するか、これまでもミーティングで議論してきました。将来的に当院の医師の数が増えれば診察枠も拡げられますが、現状では診察のクオリティを保つためには、適正な診察枠を設けざるを得ないということになりました。原則として事前予約が必要となりますので、診察枠に空きがない場合は、「急に耳が痛くなった」というような急な症状の方の診察を受け入れることもできないことになります。我々としても心苦しいのですが、どうかご理解のほどをお願い申し上げます。
それでは皆さまにとって、今年も最高の一年となりますようお祈り申し上げます。